バンドやミュージシャンが新曲を作り世に出すときの方法の一つとして、最近は「アナログレコード」って選択肢があります。
CDでも配信でもなく、アナログレコードでリリースすることで他のミュージシャンと差別化を図れますし、なによりかっこいい!(笑)
今後はアナログレコードでのリリースってのが一つのステータスにもなるのかと思ってます!
そこで本記事では国内外でレコードプレス工場、業者をご紹介します!
プレス業者について
まずは国内のレコードプレスを行える業者について解説します!
東洋化成株式会社
国内…というよりアジアで唯一のレコードプレスが可能な工場を所有する会社がこの“東洋化成株式会社”。
プレスできるレコードの種類も、ノーマルレコードだけでなく、ピクチャー、カラーレコードも可能!
サイズだって、7インチ、10インチ、12インチの3種類が可能です!!
平成最後の昭和の日
まず、昭和のレコード工場から
(綱島工場は、平成の間に閉鎖済)#昭和の日 pic.twitter.com/QFirXWdUhE— 東洋化成株式会社 (@toyokasei) 2019年4月29日
Japan Overseas
こちらはアメリカのプレス工場と提携している企業です。
レコードの種類は、ノーマルとカラー(スプラッターも可能)、ピクチャーも可能です!
サイズは7インチ、10インチ、12インチの3種類が可能です!
その他に、ハート形、星形レコードも制作可能のようです!
Underground Gallery
テクノ、ハウス、ディスコ、ミニマルなど、ダンス・ミュージックのアナログ・レコードを中心に扱う、通販レコード・ストア“Underground Gallery”
説明文を見る限りデトロイトプレスのようですが、海外とのネットワークも強いのでディストリビューション業務のサポートもしてくれるようです!
海外展開を狙う場合はすごい強みがあるのかもしれません!
有限会社デッカ
有限会社デッカではアナログレコード制作を100枚から承っております。その他ソノシート ピクチャー盤 スリップマットなど色々制作できます。 2019年7
月の料金表はこちらから https://t.co/WNKFosERXy #レコードプレス #ソノシート #カセットテープ #スリップマット pic.twitter.com/yn0bznRsdO— レコードのdecca (@recorddecca) 2019年7月5日
レコードだけでなく、ソノシートやポストカードレコードも制作可能なのが魅力的!
アメリカプレスのようですが、問い合わせれば国内プレスでも可能なようです!
カッティングサービス業者
大量生産のプレスではなく、レコードを1枚からカッティングしてくれる業者です!
Shemer Records
こちらもレコードを1枚からカッティングしてくれるサービスを行っています!
料金がかなり魅力的!!
Krush Bros’ Dubplates
このKrush Bros’ Dubplatesは、デジタルファイルで1枚から作れる通常のプレスレコードと同じ材質/耐久性のヴァイナル盤を1枚ずつ直接カッティングして作るサービスを行っています。
今後アナログリリースは増える?
音楽配信の文化が浸透してきた現代では、ジャケットやアートワーク、ライナーノーツといった音楽パッケージの文化では普通だったことが衰退していくと考えられます。
実際に音楽を“聴く”ことだけを考えれば、スマホでApple MusicやSpotifyなどのストリーミングサービスで検索し、聴いた方が便利ですからね。
ただ、音楽を“文化”や“芸術”として捉えたときは、それだけではやっぱり物足りないんです。
これはCDではなくアナログレコードのほうに人気が再燃してきたという現象が物語っていると思います。
アナログレコードならではの大きさとその質感などが、“聴く”だけではない音楽の楽しみ方を再認識させてくれるのかと。
そう考えると、アーティスト側もアナログレコードのリリースという選択肢を考えることも必要なのかもしれませんね!
まとめ
本記事では、アナログレコードで音源をリリースしたいアーティスト向けに、アナログレコードのプレス業者、カッティング業者について解説しました。
この記事を書いている僕は、20代の時に極小ながらインディーズレーベルの運営、バンドのマネジメントなども行ってきました。
所属バンドではなかったですが、「アナログレコードでリリースしたい!」というミュージシャンのお手伝いをした際に勉強したこと経験、そして考えなどが少しでもお役に立てれば幸いです。