バンドでギターを弾いていた時は、シールドやエフェクターのパッチケーブルはほとんど自作していたものを使っていました。
夜な夜なせっせとハンダ付けしていた20代のころ…。
いろいろ試した結果Belden8412ってケーブルが一番よかったなー。
ま、材質が固いこともあって扱いにくさはピカイチでしたが!笑
そんなわけで今後の音楽活動もあるのでシールドケーブルの自作方法を解説しますよっと。
シールドを自作するときに必要なもの
とりあえず最低限必要なものをご紹介します。
ざっくり言えば次のとおり。
- シールドケーブル
- プラグ
- ハンダ
- ハンダごて
- ワイヤーストリッパー
- テスター
- ドライヤー
もちろん欲を言えばもっとたくさん道具もあればいいんでしょうけど、、、ほら、、、安価で済ませれればよいやん?
以下にちょっと深掘りしてご説明!
シールドケーブル
これがなければ始まりません。
どんな種類にするかは後述します。
そもそもこのシールドってなんぞや?って話ですが、
電磁漏れや干渉からケーブルの配線を保護する外側の保護被覆
…のことを言うそうです。
このシールドがないとショートしちゃうわ、ノイズが走っちゃうわ…。
ま、楽器の機材としては使えない子になってしまうそうです。。
そりゃ大事だわ。
プラグ
ガチでマニアックになるとプラグの種類でも音質が変わるそうです。
僕はちょっとそこまでの違いがわからなかったのですが…。
ただ、あまりにも安価なものだと強度としてちょっと心配。
個人的にコスパ抜群なプラグは“Switchcraft”かなと。
ハンダ
Kester 44 音響用ハンダ 454gスプール (0.8mm) [並行輸入品]
これもマニアックな世界になるけど、ハンダでも音の違いがでてくるとか。
ライブだとそれほど違いはわからなくても、レコーディングになるとずいぶん違うようです。
ある程度良いハンダを使うのがよいでしょうね。
ダ〇ソーにもハンダが売ってますが、そんなの使うのは論外。
ハンダごて
あまりにもワット数が小さいとハンダが溶けにくい。
かといってワット数が大きすぎると、戦災な電子部品が熱で壊れちゃう。
熱を逃がすヒートクリップを使うって方法もありますが、温度調整機能がついているハンダごてが使い回しがよいかと!
ワイヤーストリッパー
ワイヤーストリッパーとは、被覆電線などの被覆を剥がすための工具になります。
全部をニッパーでこなすこともできますが、効率を考えるとワイヤーストリッパーがあるとスムーズかと。
間違って芯線を傷つけちゃって断線しちゃうこともあるので。
テスター
OHM 普及型 デジタルテスター TDX-200 (04-1855)
通電しているかどうかを確認するために必要なのがこのテスター。
シールドケーブル制作の後々はエフェクターやアンプ制作なども…なんて考えている人はマストなアイテムです。
ドライヤー
収縮チューブを熱して収縮させるときに使うのですが、家庭用のドライヤーで十分でしょうね。
ヒートガンまでいくと熱で部品がやられちゃうので…。
その他
- カッターナイフ
- ニッパー
- ラジオペンチ
- ピンセット
など、自宅にあるもので十分です!
作業手順
作業手順に関してはこちらの動画をご参照ください!
とってもわかりやすい!
シールドケーブルでの違いについて
シールドケーブルの種類によって音が非常に変わります。
世の中のすべてのシールドケーブルを試したわけではないのでなんともレビューし難いのですが…。
ここでは経験上
- Belden/9778B
- Belden8412
…の2つについてご紹介します。
BELDEN/9778B
・伝導性が良くダイレクトでスピード感のある音質が特徴的なモデル。
・バランスが良い音が特徴
・音質もBELDENの中でもクリアーで優れたノイズレス特性。
・楽器用にお勧めのラインケーブル(サウンドハウスより)
BELDEN8412
・BELDENの超定番ケーブルといえるのがこの“8412”
・「太い」音質で、エッジの効いた中・低音域が特徴
・音に「艶」がでる…なんて意見も!
・歪ませてもファットなサウンドが得られるケーブル
・耐候性・耐溶剤性に優れたEPDMジャケット
まとめ
ギターでもベースのシールドでも。
ボーカルのマイクケーブルでも。
DJのターンテーブルとミキサーをつなぐケーブルでも。
最終的には自作したほうが、なんていうかこう…面白いんじゃないでしょうかね?