音楽活動をしている人って普通の人より好奇心旺盛な人が多いような気がします。
でもどこかで「こうあるべきだ」って縛りを自分で作っちゃって可能性を狭めちゃってる場合もあるような…。
だからこそ『DIY精神』ってのは音楽活動には今後さらに必要だと思うんです!
DIYって
もともとの言葉の意味は住居や日曜大工を含む建築関連の言葉だったようですが、そこから派生して以下のような意味も含むようになったようです。
DIYという言葉には「自身で作る」という考え方を広く生活態度そのものに適応させようとする精神性を指す場合もあり、「DIY精神」(DIY ethic)として、営利企業によって作られる製品・サービスに頼らず、個人が自主的に手作りで代替物を生み出す態度を推奨する言葉となる。
引用:wikipedia
「インディーズ」ってもともとはDIY精神の象徴のようだった
たぶん日本で「インディーズ音楽文化」を作ったのってHi-Standardなんだと思うんですよね。
当時の彼らの活動の仕方は先駆的であり、本当の意味で「DIY」だったように感じます。
インディーズって言葉も、本来は「大手の資本に頼らずに作られた音楽」って意味を含んでいるのだけど、
それが今や「インディーズ」と「メジャー」に大した差はないんです。良くも悪くも。
なにが「成功」でなにが「不成功」なのか?
音楽をやる上での「成功」ってなんだろうと考えたことがあります。
CDのミリオンヒット?武道館での単独ライブ?
もちろん、それも一つの「成功例」だとは思います。
でもその後ろで本人がまったく「楽しめていない」のだったらそれは本当に「成功」なのかと。
“お金のために音楽をやる”ってことに違和感を感じてしまう。
「お金持ちになりたい」という理由で音楽を始める人って少ないと思います。
だってあれほどお金に結び付きにくいものってないんだから!笑
ミュージシャンにしろアーティストの人の本来の目的って「活動」そのもののはず。
「売れる」「売れない」といった「収益(マネタイズ)」はもちろん大事ですが、それが本来の目的ではない。
最優先ではなく、2次的3次的についてきた「結果」なんだと。
活動を維持し、発展させることができる程度の「収益」を考えるのが一番よいのかもしれません。
「結果」だけではなくその「過程」も楽しむのがDIYなのでは?
だからこそ、バンドやミュージシャンはもっと「DIY精神」というものを考えるべきなんだと思います。
「結果」だけに左右されるのではなく、自分の手の届く範囲で、自分たちが自らコントロールでき、
数や量ではなく、「質」や「味(らしさ)」を意識した活動。
その過程ですら「音楽活動」なんじゃないかなと。
まとめ
そう考えると、ハードコアのジャンルのシーンは大好きなんです。
あのシーンは「ディストロ」の文化が根強いですし、「売れるために音楽をやっているんじゃない!」って人が多いから。
演奏や創作する側が「楽しんで」やれなきゃ、誰かを「楽しませる」ことなんてできないんじゃないのでしょうか?