ここ数10年で非常に人気が高まってきたウォータースポーツがこのSUP(Stand Up Paddle)と言えます。
本記事では
- SUPとはどんなウォータースポーツなのか?
- サーフィンとの違いは?
- SUPは健康的にメリットがあるのか?
…といった疑問にお答えします!
SUP(Stand Up Paddle)とは?
SUP(Stand Up Paddle board(スタンドアップパドルボード)は、ハワイ発祥のウォータースポーツです。
SUP専用のボードに立って、パドルで漕ぎながら水上を移動したり波乗りを楽しむことができます。
SUPは「水上のサイクリング」といわれ最近ではアウトドアレジャーでのアクティビティとしても人気が高まっています。
ちなみにこのSUPですが、ハワイ語では“Hoe he’e nalu”と呼ばれ、「大きなサーフボードの上に立ち、パドルを使って漕ぐ乗り方」を指すようです。
SUPは国外で人気?
supは国内以上に海外での人気が高く、様々な国際的なイベントが頻繁に行われています。
発祥の地であるハワイはもちろん、アメリカやオーストラリアといった元々サーフィンが盛んな国からヨーロッパの国々まで、世界中で楽しまれているウォータースポーツです。
日本でも人気が高まってきている?
日本でも最近は観光地のアクティビティとしての人気が高まっています。
また、SUPの各種団体も設立され、SUPマラソンレースや波乗りといった競技イベントも多くなってきました。
ちなみに、SUPは、鎌倉の“奥田哲氏”などによって普及した…と言われています。
サーフィンとの違いについて
ここでよくあるのが「サーフィンとSUPって何が違うの?」という疑問。
サーフィンとSUPとの違いですが次のようなものがあげられます。
- パドルを使用すること
- ボードが一回り大きく、浮力が強いこと
- サーフィンよりも簡単に立つことができること
- 波がなくても乗ることができること
- 安定感があることから様々な楽しみ方ができること
以下に詳しく解説します!
パドルを使用すること
サーフィンとSUPとの最大の違いが、このパドルを使用するという点になります。
伝統的なサーフィンとは異なり、SUPではボードの上に立ち、水の中を駆け抜けるためにパドルを使います。
このパドルの有無が大きな違いと言えます。
ボードが一回り大きく、浮力が強いこと
SUPのボードは通常10フィート以上のものが主流になります。
大きさだけを考えれば、サーフボードというよりはロングボードに近いと言えます。
また、サーフボードよりもより浮力が強く浮きやすい構造になっているのも違いの一つになります。
サーフィンよりも簡単に立つことができること
SUPはボードの大きさと、浮力の強さからサーフィンよりもすぐに立ち上がりやすいという特徴があります。
サーフィンと違い、誰でも簡単に始められ、殆どの方が初日でボードの上に立つことができるという点も、人気が高まった理由とも言えます。
波がなくても乗ることができること
SUPはサーフィンとは違い、波がなくてもボードの上に立っていることができます。
そのため、波のない海はもちろん湖や川でも楽しむことができます。
安定感があることから様々な楽しみ方ができること
安定感が高いSUPだからこそ、ボードの上に座ったままのクルージングやヨガといった楽しみ方もできます。
また、フィッシングカヤックのように乗ったまま釣りをすることも可能です。
小さな子どもやペットの犬と二人乗りして楽しむ方法もあり、非常に様々な使い方ができます。
SUPのメリット
SUPを始めるメリットとしては次のようなものがあげられます。
- 初心者でも簡単に立つことができるため始めるのに非常に敷居が低い
- 水辺であればどこでも楽しめる
- 新しいスポットを探すことができる
- 様々なアウトドアと合わせて楽しめる
- オールシーズン楽しめる
- 家族で楽しめる
- 健康的になれる
以下に詳しく解説します!
初心者でも簡単に立つことができるため始めるのに非常に敷居が低い
サーフィンとの違いでも触れたように、SUPのボードは大きくて浮力が高いこと、そしてパドルを使用することから初心者でもすぐにボードの上に立つことができます。
そのためすぐに楽しむことができるため、非常に始めるのに敷居が低いとされています。
事実、“Outdoor Industry Association”というアウトドアに関する団体が、SUPはあらゆるスポーツの中で最も初参加者が多いスポーツという報告をしています。
水辺であればどこでも楽しめる
海でも湖でも川でも、水辺があればどこでも楽しめるのがSUPのメリットとも言えます。
観光地によってはSUPをプールで楽しめるようにしているホテルもあるようです。
新しいスポットを探すことができる
SUPの人気が高まり、全国の様々な場所でSUPスポットが開拓されています。
「水上のサイクリング」と呼ばれるのもこういった楽しみかたができるからと言えます。
様々なアウトドアと合わせて楽しめる
ここ数年、キャンプやアウトドアレジャーが非常に人気になっています。
川、湖、海など水辺ならどこでも楽しめるSUPは、非常に様々なアウトドアと組み合わせることができます。
- 水上散歩
- サーフィン
- レース
- 水上ヨガ
- 魚釣り
- ラフティング
…といった様々なアウトドアアクティビティと相性が良いのも人気が高まった理由といえます。で
オールシーズン楽しめる
SUPはウォータースポーツですので、やはり盛んになるのは夏をピークに春から秋にかけてになります。
ただし着水しなくても楽しむことができるSUPは、準備さえしっかり行えば真冬でも行うことができます。
実際、北海道では流氷の中をSUPでクルージングするイベントが人気があるようです。
家族で楽しめる
SUPは初心者が始めやすい特徴であることから、大人から子供まで幅広い年齢層で楽しめるので家族でも楽しめるというメリットがあります。
大きいボードで子供と一緒に2人乗りをして楽しむ人も多いようです。
健康的になれる
ボードの上に立って漕いだり波乗りをするSUPは、非常にバランス感覚を必要としますのでごく自然に体幹トレーニングをすることができます。
体幹を鍛えることで期待できる健康効果としては、痩せやすい体質改善、免疫力の向上、メンタル不調の改善など様々です。
ヨガ専用のSUPボードがあるくらいですから、非常にエクササイズとしても有効と言えます。
まとめ
本記事では、SUPの特徴やサーフィンとの違い、SUPによって得られるメリットについて解説しました。
- ハワイ発祥の気軽にできるウォータースポーツ
- ボードの上に立ち、一本のパドルで左右を漕ぐスタイルが基本
- 安定感が高いため、長距離を移動する事も可能
- 波や風の無いフラットな海水面でも楽しめる
- 流れが緩い河川をでも楽しむことができる
- 釣りで1人乗りボートの代わりに使われることもある
- 子供から大人まで許容範囲の広いマリンスポーツ
- 体幹トレーニングとしても効果的